第147章 付き添いはいる?

「人ってさ、生まれつき考え込みやすいタイプがいるでしょ。遠野家の破産がなかったとしても、きっと別のことで胸を塞いでたと思うんだ」

「だから、時間があるときに外へ連れ出してあげるのは正解だよ」

夜見雲は微笑みながら、そう背中を押した。

「遠野奏斗って、ずっと身体が弱くて……一人で過ごす時間が長かったのが、性格にも出たのかも」

「小さい頃は、こんなんじゃなかった気がするんだけどね」

「……うん。これからはもっと外に連れ出して、いろんな人と関わらせてみようかな。人と接していけば、前みたいにおおらかで明るい感じ、戻るかもしれないし」

夜見雲の言葉は、夜見千絢に新しい視点をくれた。

「―...

ログインして続きを読む