第154章 何かしたか?

夜見雲は夜見千絢の意図を察し、軽く相槌を打った。

「そうだな。昨日、先生にも言われただろ。行こう」

「父さん、母さん。ゆっくり食べてて。私たちは食べ終わったから、先に病院行ってくるね」

夜見雲が雲田伊津美と夜見槙夫に向かって言う。

「もう食べたの? 千絢、まだほとんど口つけてないじゃない」

雲田伊津美が心配そうな目で夜見千絢を見る。

「だいたい食べたよ。時間ないし、先に行くね」

夜見千絢はそう言うと、夜見雲に目で合図して車椅子を押させた。

「じゃあ、何時に帰ってくるの? 帰ってきたらまた作るわよ」

背中に向けて雲田伊津美が問いかける。

「いいよ。何時になるか分かんないし、...

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