第157章 傷ついたのを見て安心した

「さっき夜見千絢を押してた男、何者だ?」白坂柊真が石川理生に問いかけた。

「宮本家の若様……に見えました」石川理生はわずかに眉を寄せ、記憶を辿るように一拍置いて答える。

「宮本家の人間が、どうして夜見千絢と知り合いなんだ。すぐ調べろ。そいつと夜見千絢の関係を」白坂柊真は感情のない声で命じた。

「承知しました」

「白坂社長。こちらの報告ですが、小林家が小林佑を連れて医者を見つけたようです。今ちょうどそこで治療を受けているとか。こちらから人を回しましょうか……」石川理生が、たった今入った情報を続けて伝える。

「腕の立つ医者なのか?」白坂柊真が聞く。

「いえ。特別というほどではありませ...

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