第19章 強制お見合い

おじい様は、夜見美羽の照れを見抜いていた。

この歳まで生きてきて、分からないことなどあるはずがない。

「うちの孫なあ。わしが段取りを組んで会わせでもせん限り、君たち、会いたくても会えんだろう。今日はせっかく来てくれたんだ。何がなんでも顔を合わせていけ。たぶん今ごろ、もうこっちへ向かっとる」

その言葉に、夜見美羽の胸がぱっと弾む。

――やっぱり、今日来て正解だった。

このあと白坂柊真に会える。そう思うだけで、内側から熱が込み上げてくるのに……表情だけは必死に落ち着かせ、おじい様との会話を続けた。

同じころ。

黒のストレッチ・ロールスロイスが、白坂家の旧宅へと静かに滑り込んでいた。...

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