第197章 心の底が空っぽになった

「白坂柊真……白坂柊真。あんたが招いた厄介ごと、これ全部どうするつもりよ」

夜見千絢は思わず、白坂柊真に毒づいた。

ふう、とひと息。千絢はパジャマを手に取り、そのまま浴室へ入っていく。

翌日――快晴。

朝食を終えると、夜見裕矢が千絢に付き添い、海昇邸を出た。

「千絢、あとどれくらいで終わりそうだ?」

裕矢が何気なく尋ねる。

「たぶん、もうすぐかな。自分でも、今の練習はけっこう形になってきた気がする」

千絢は心の中で、今日、宮本治樹のところへ行ったら一度聞いてみよう、と当たりをつける。

裕矢はうなずいた。

「俺もそう思う。ヘリを用意してやったら、もう操縦できそうなくらいだ」...

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