第200章 怖くないのか

橋本佑香は気にも留めずに言った。

「うちが一流の家に肩を並べるようになれば、彩芽だって自然と他の優秀な若い人たちと知り合える。そうなったら、どうして小林佑なんかを選ぶの?」

「さすがだな。考えが行き届いてる」橋本祐徳が感心する。

「じゃあ、彩芽に伝えて。小林佑はいま、誰かに気にかけてもらいたい時期なんだから、少し我慢してあげなさいって」橋本佑香は念を押した。

「分かった。そう言っておく」橋本祐徳は頷く。

橋本佑香は目をわずかに沈ませ、声を落とした。

「遠野周生のほうは、どうなった?」

「心配するな。もう承諾は取れた。君はすぐに大丈夫になる。安心して治療に専念しろ。傷が治ったら、...

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