第217章 お願い?

「……ああ。好みは向こうから教えてくれる」

だから、プレゼント選びで頭を抱える必要もない。

「そうなんだ」

夜見千絢は時間を確かめると、さらりと言った。

「じゃあ、裕矢兄さんにも電話して、一緒に来てもらおうかな」

「そうだな。あいつも、千絢に選んでほしいって言ってたっけ」夜見雲も思い出す。

そう言いながら、夜見千絢はさっそく夜見裕矢に電話をかけた。

「裕矢兄さん。午後、雲兄さんと誕生日プレゼントを見に行くんだけど、時間あったら一緒に来ない? 無理なら、また今度でいいよ」

「行ける」夜見裕矢は即答した。

「じゃあ、あとで場所送るね。手が空いたら来て」

「すぐ行く」

「急が...

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