第225章 慰め方が独特だね

夜見千絢は少し考えてから言った。

「大丈夫。どこかしら、私がいられる場所はあるから」

――とはいえ、具体的にどこへ行くかまでは、まだ決めていない。

「だったらさ。俺の友達ってことにしとけば? 身元を晒さずに済むし、家にもいられる。どう?」と夜見裕矢が提案する。

夜見千絢は笑って頷いた。

「それでいい」

目的はただ、正体を明かさないこと。それさえ叶えばいい。

「それが一番ね」雲田伊津美も賛同する。娘に、外で身を隠すような真似はさせたくない。

「じゃあ、それで決まりだな」夜見槙夫も納得したように言った。

「お父さん、お母さん。誕生日会の話は続けてて。私は先に部屋に戻るね」夜見千...

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