第129章

見知らぬ異国の街角で開かれたパーティー。薄暗い照明の下、人々の影が揺らめいている。

写真の中心に写っているのは、意織だった。

今より少し若く、まだあどけなさの残る顔で無邪気に笑う彼女の周りには、見知らぬ外国人が何人も群がっている。

その中の一枚には、大柄な金髪の男が彼女の肩に親しげに腕を回している姿が収められていた。

さらに、手書きの手紙をスキャンした画像が数枚。装飾的なイングリッシュ・ラウンドハンド体で綴られた内容は情熱的で奔放そのもの。末尾には、滲んだ文字で「J」と署名されている。

一番下には、Wordファイルが添付されていた。

開いてみると、そこには意織が留学していた数年間...

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