第40章

セイセイ・デザインの社長からの着信だった。

意織が通話ボタンを押すと、電話の向こうから聞こえてきたのは労いの言葉ではなく、怒りに任せた怒声だった。

「意織! お前、いったい一ノ瀬社長に何をしたんだ! 今すぐすべての提携を打ち切ると言ってきたぞ! お前のせいで会社が潰れるところだ! 明日からもう来なくていい。いや、今すぐクビだ! お前のデザイン案も、全部白紙だ!」

電話は乱暴に切られた。

病室に、死んだような静寂が落ちる。

傍らでそれを聞いていた暁は、怒りで全身を震わせた。

「深の野郎! あんたを追い詰めて殺す気か!」

だが、意織はふと声を上げて笑った。

「あいつに私は殺せない...

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