ママを自分の立場に置く

ロイヤルは震える息を吐き出し、母親に向き直った。「これで満足か? 自分が何をやらかしたか、わかってるのか?」

「……彼女と寝たの?」

「そうだよ! した。好きなんだ、母さん。あんなふうに誰かを好きになったのは、信じられないくらい久しぶりだ。彼女が部屋に入ってきた瞬間、空気がふっと軽くなって、場の雰囲気まで持ち上がるところが好きだ。自分の足でちゃんと立っていられるところが好きだ。どれだけひどい目に遭っていようと、困ってる人がいたら立ち止まって手を差し伸べるところが好きだ。ケショーンのカフェで――あいつが俺に繋がせてくれる監視映像で、くそったれな六週間ずっと見てた。調査員にも張らせてた。俺が目...

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