嵐の海に浮かぶブイ

 彼女はコーヒーを一杯手に取ると、ブラムが卵とベーコンを勢いよく頬張っているキッチンテーブルへ移動して腰を下ろした。

「食べてるとき、息してる?」彼がフォークをスコップみたいに使うのを見て、露骨に顔をしかめて問いかける。

「鼻でな」ブラムは顔も上げない。「プレシャスはどこだ?」

「教会。ロイヤルが両親と一緒に連れていったの」

 彼は嫌そうな顔をした。「なあ、ここに引っ越したら、俺たちも教会行かなきゃなんないのか?」

 彼女はその質問に眉を上げ、コーヒーカップの縁越しにブラムを見た。「……今、何て?」

「いや、復活祭とクリスマスなら行くよ。母さんが言い張っただろうし。でも毎週は嫌だ」...

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