信頼

彼女はゆっくり息を吐いた。「ニクスは、ファムケが抱かれるのは賛成。でも、ファムケが結婚するのは反対ってこと」

「本当か? どうして?」彼は心底驚いたようだった。

「たぶんブラムと同じ理由よ」

「ブラムが、俺たちに結婚してほしくないって?」

「まさか」彼女は鼻を鳴らした。「あの子は、私が板挟みになってるのをわかってる。でも、婚前契約なんて結ばされたら、もう頭から離れなくなってる子どもに、私は一切会えなくなる状況だってあり得るってことも知ってる。ニクスも同じ考え。いつだって私に『楽しんで、もっと肩の力抜きなよ』って言うの。私が働きすぎだって真っ先に文句も言うけど、子どもと結婚に対する私の考...

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