新しい友達

ファムケはおやつを食べ終えたプレシャスの口元や手をきれいに拭き、ふと、ニクスがこちらへ歩いてくるのに気づいた。プレシャスは、家の中にいるのにまだ存在に気づいていなかった見知らぬ人を見て、目をまん丸にした。漆黒の髪に、目元を縁取る濃いコール、血のように赤い口紅、いくつも光るピアス――それだけでも子どもには十分怖く見えるだろう。網タイツに革のショートパンツ、じゃらじゃらした鎖、派手な絵柄のTシャツとなれば、キッチンのテーブルの下に潜り込みたくなっても無理はない。

女が近づいてくるのを見て、プレシャスはファムケの腕にしがみついた。

「プレシャス、あなたに会ってほしい人がいるの。私にとって特別な人...

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