私は今まで一度もしたことがない

ファムケはお気に入りの椅子に身を丸め、笑うことがどれほど気持ちいいかを思っていた。肋骨が痛むほどだ。ニクスとロイヤルは、ふたを開けてみれば驚くほど笑いのツボが似通っていて、ひっきりなしに冗談を飛ばし合い、そのたびに全員が腹を抱えた。ニクスの笑い方は少し風変わりで、必ず豚みたいな変な鼻息が混じる。それがまたいつもファムケのくすくす笑いを誘った。

それから、プレシャスを寝かしつけて間もなく、ケショーンとジュビリーがやって来た。ケショーンは、カラにまだ腹を立てているから今夜泊めてくれないかと頼んだ。プリンスとミンディの家へ手伝いに行くのを彼女が拒んだことが、どうにも気に入らなかったらしい。家族なん...

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