オール・ザ・フィールズのすべて

ロイヤルは喉の奥まで心臓がせり上がるのを感じながら、ファムケがソファから立ち上がり、彼が彼女のために作らせた本をサイドテーブルにそっと置いて、部屋を出ていくのを見送った。彼は母のほうを見る。ニクスはやわらかな笑みを返した。

「俺、やらかした?」ロイヤルは小声でニクスに尋ねた。

「そうは思わないわ」ニクスは彼の膝を軽くぽんと叩いた。「きっと、いろいろ大きな感情が溢れてるのよ」

「ちょっと失礼」ロイヤルは部屋を見回しながら立ち上がり、通りすがりにブラムの肩をきゅっと握った。妹のことが心配で仕方ないのが、その若者の表情から伝わってくる。

彼はその部屋のドアを一度だけノックした。「ファムケ、ね...

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