カーラのカオス

第六十四章

「ロイヤル、あんたここで何してるの」カラは苛立った視線をファムケに投げてから、問いかけた。

「家族と一緒にいるんだ。ほら、家族。必死に守って、支えて、愛するものだろ?」ロイヤルは大げさに間を置き、「ああ、待てよ。おまえにはないか。嘘つきで腹黒い友達を、家族より優先するんだからな」

「知らなかったの」

「知ってた」ロイヤルは彼女が言い切る前に遮った。「カラ、うちの親の家には、ジュビが脅されたときに入れた最新鋭の警備システムが山ほどある。家の中で小便するだけでも記録が残るくらいだ。あれが何を拾ったと思う?」

カラは前腕に手を重ね、身を守るように腕を組んだ。「何も。だって私は悪...

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