ブラムはよく知らない

ファムケがアパートに入ると、ソファに座ったブラムがヘッドホンをつけたまま、ゲーム機の光をテレビに踊らせているのが目に入った。彼女は正面に回り込み、ブラムはヘッドホンをずらしながら、身を傾けて画面を覗き続ける。

「ごはん食べた?」

「まだ。君を待ってた」

「ロイヤルとプレシャスがこっちに来てて、私たちを夕飯に連れていきたいって。プレシャス、私の働いてるダイナーに行きたがってるの」

ブラムはゲームを一時停止し、邪魔をされたのが気に入らないと言わんばかりに、コントローラーをだらりと握ったまま言った。「じゃあ行けば。俺は別にいなくていいだろ」

刺のある声音に、ファムケの首が思わず引けた。「どうし...

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