ブラザー&シスター

ファムケは、シフトが終わりかけた頃に店へ現れたロイヤルを見て目をみはった。ひどく眠そうなプレシャスを連れているだけでも大変そうなのに、なぜか弟のブラムまで一緒だったのだ。出勤前にアパートへ寄ったとき、ブラムの姿はなかった。まだ言葉を交わしていないままで、ファムケは不安げに彼へ視線を向ける。彼らが喧嘩をするなんて、らしくなかった。

ロイヤルは注文待ちの列などまるで目に入らない様子で、カウンターの内側へ回り込み、背後からファムケを抱きしめた。

「ごめん、ファムケ」

ファムケは肩越しに微笑む。

「私も。ここが終わったら、話せる?」

「ああ。あっちで“最強コンビ”と一緒にいる」

「最強コンビ?...

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