第213章 ライバルが現れた?

廊下の柵は、半身ほどの高さの透明ガラスでできている。

上から見下ろすと、一階ロビーの全景が目に飛び込んできた。

富樫円香の視線を追うと、すらりとした背格好の男が二人立っているのが見えるだけだった。

右側の男は、顎の先がわずかに見える程度だ。

御影星奈:「どうして彼が謝部綾人だってわかるの?」

顔も見えないのに、どうして富樫円香はそこまで確信できるのだろうか。

富樫円香はへへっと笑った。

「そんなの簡単よ。それに御影さん、あの雰囲気を見れば間違えようがないじゃない。病弱そうで、白くて光を反射してるみたいなの、謝部綾人以外に誰がいるっていうの?」

そうは言うものの。

御影星奈は...

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