第214章 彼女はライバルより強い

金城詩織には陰陽眼があり、あらゆる鬼や怪、汚れたものを見ることができた。

彼女は、鬼と視線を交わした。

次の瞬間、彼女は「悪霊退散!」と鋭く一喝した。

我に返った小鬼は、逃走を再開する。

その知能は低く、ただ本能に従って通りすがりの人々が纏う気運を吸い取るだけだ。

吸い取る方法もまた、単純なものだった。

目標の頭上に直接張り付き、口を開けて噛みつくと、両者が触れ合った瞬間に気運が自動的にその体内へと流れ込む。

そして転換された後、永瀬時のために使われるのだ。

金城詩織はスカートの裾を持ち上げ、すぐさまその後を追った。

あまりに急いで飛び出してきたため、鬼を捕らえるのに必要な...

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