第312章 邪魔者

外の空が次第に薄暗くなっていき、時間だけが刻一刻と過ぎていく。

御影星奈と黒川桐乃が二人きりで話して、およそ二十分が経過した。刑野栞は最初外に立っていたが、いつの間にか録画室の中に移動していた。

パソコンのモニターには取調室の全景が映し出され、二人の会話もはっきりと聞き取れる。

遠藤睦の名前を聞いた途端、刑野栞は険しい表情を浮かべ、この事件の担当者を呼んでくるよう指示した。

直感が告げている。この黒川桐乃という女は、事件と無関係ではいられない、と。

松島理言は単独犯ではなく、複数犯。

さらに聞き進めると、やはり彼女の推測通りだった。

御影星奈はまたしても、警察署に大きな手柄を立...

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