第315章 悪女の妹が金を横領した事が露見した

「何を馬鹿なこと言ってるの? あの子が私たちのお金を使わずにどうやって大きくなったっていうの? 学費も生活費も、私とあなたのお父さんがちゃんと期日通りに渡さなかったことなんて一度でもあった? 女の子一人で、どんなお金が稼げるっていうのよ?」

 御影の母は思わずかっとなり、声が甲高く裏返った。

 しかし御影安は意に介さず、母親の目をじっと見つめ、以前の彼なら絶対に口にしなかったであろう言葉を紡いだ。

「でも、母さんたちが彼女にあげてたお金はすごく少なかった。血の繋がった娘なのに、月々の生活費はたったの5万。なのに、お姉さんには20万もあげてた。それ以外にも、母さんはこっそりお姉さんに追加...

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