第317章 御影様の狂妄と傲慢

特殊管理部門は郊外に位置する。

重厚な門が地面にそびえ立ち、監視カメラの赤外線が微かに赤い光を放ち、厳重な警戒態勢が敷かれていた。

御影星奈が前回訪れた時とは、少し様子が違う。

今日は大晦日で、上山賢と上山瑾は不在。一部の者だけが残って守りを固めている。

数日前から、上山賢の心は落ち着かなかった。何か良くないことが起こるという直感が働いていたのだ。

そのため、本来なら完全に無人のはずの部門に、留守番の者がいた。

御影星奈は紙人形を一つ放ち、中の様子を探らせる。それは風に乗りふわりと宙を舞い、門の隙間からするりと侵入していった。

周囲の環境は陰鬱で、静まり返っている。

御影星奈...

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