第319章 実力で全場を圧倒

 捨て台詞を吐くと、上山賢は御影星奈に攻撃を仕掛けた。

 四十歳に近い男だというのに、その身のこなしは未だに洗練されており、一撃一撃が容赦ない。

 狙うのは人体の急所ばかり。

 もし今日、相手が他の誰かであったなら、骨が折れるだけで何の得にもならなかっただろう。

 しかし、運悪く彼が出会ったのは御影星奈。そうなれば、状況は完全に逆転する。

 御影星奈はまず避けることに徹し、相手が息を切らした瞬間を狙って反撃に出た。

 一見すると軽やかで力のこもっていないように見えるが、実際には相手が歯を食いしばり、顔面蒼白になるほどの痛みを伴う。

 上山賢は肩や肘などを打たれた。

 真冬で厚...

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