第320章 御影星奈に謝る?

大晦日だというのに、どの家も賑やかに過ごしている。

御影家だけが、重苦しい空気に包まれていた。

御影伽耶が金を着服していたことが発覚し、御影の母は一晩中泣き続け、御影の父はリビングで黙々と煙草をふかしている。

「お父さん、お母さん、話を聞いて……」

御影伽耶はまだ足掻こうとしていた。その顔は憔悴しきっており、目の下の青黒い隈がはっきりと見て取れる。

これが以前であれば、御影の母はとっくに胸を痛めていただろう。

しかし今となっては……。

長年可愛がってきた娘が、まさかこんなことをするなんて、未だに信じられなかった。

元々、彼らは御影星奈に直接送金していた。しかし後になって、御影...

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