第321章 森家のアイドルは御影様

 御影星奈はプライベートジェットでK市に到着した。

 森誠介が従妹の森夏空を連れて迎えに来ており、空港を出るやいなや、少女に抱きつかれた。

「御影さん!」

 森夏空の瞳はキラキラと輝き、その喜びは火を見るより明らかだった。

 考えてもみてほしい。憧れのアイドルに会って、興奮しない人がいるだろうか?

 車に乗ってから、森夏空は御影星奈に頼み込んでツーショット写真を撮ってもらった。

 写真の角度からは、彼女の整った美しい顔がはっきりと見え、ちょうど車窓から差し込む一筋の陽光が、その髪の一本一本を輝かせている。

 睫毛は濃く、くるりとカールしており、表情は気ままで物憂げだ。

 どこ...

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