第332章 御影様が言う

元日。

御影星奈たち一行三人は早々と警察署へ向かい、事情聴取を受けていた。

意外なことに、瀬央千弥の到着も早かった。

ただ、昨晩一人だったのとは違い、今日は連れがいた。

その人物を御影星奈はよく知っていた。

あの悪女、御影伽耶ではないか。

女は小柄な身体に分厚いダウンジャケットを纏い、瀬央千弥の傍らに従っている。顔には念入りに化粧を施しているものの、その憔悴した様子は隠しきれていなかった。

御影星奈の姿を認めた瞬間、その瞳の奥に怨毒の色が素早くよぎる。

元日から御影星奈というクズに会うなんて。

本当に、縁起が悪い。

御影伽耶は心の中で激しく罵りながらも、表向きはか弱く不憫...

ログインして続きを読む