第344章 私はあなたの祖先の墓を掘りましたか?

御影星奈が駆けつけた時、森夏空はすでに吐き気を堪えながら、蠢くその虫をプラスチックのコップの中に閉じ込めていた。

事態が急だったため、彼らは森家の他の者たちを騒がせることはなかった。

「御影さん、やっと来てくれた!」

森夏空は、救世主を見るかのような眼差しで、部屋に入ってきたばかりの御影星奈を見つめた。

ただ……。

なぜ現パートナーまでいるのか?

謝部綾人に対し、森夏空は嫌悪感を抱いているわけではない。

しかし、御影星奈と肩を並べるに相応しい人物を一人挙げるなら、謝部綾人以上に適した者はいないだろう。

なぜなら、顔だけ見れば二人は甲乙つけがたく、どちらかが相手に見劣りするとい...

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