第372章 悪人には天罰が下る

「え?」

伊織絢沙はぽかんとした顔で、御影の言葉の意味が全く理解できていないようだった。

それが、自分の顔を取り戻すことと何の関係があるというのだろうか?

彼女は思わず尋ねた。

「どうやって?」

「私が言う通りにしなさい」

女の声には魔力が宿っており、人を惑わすような響きがあった。

伊織絢沙はわけも分からぬまま、素直に頷いてしまう。

御影様が自分を傷つけるはずがない、と信じていた。

「まずはマスクとサングラスを外しなさい」

その言葉に、少女は躊躇した。

以前の出来事が、彼女の心に深い影を落としていたからだ。

しかし、最終的には歯を食いしばり、意を決して全てを外した。

...

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