第388章 恥知らずの高嶺の花

一句話で謝部綾人の唇の端が微かに上がった。

彼は珍しく温和に答えた。「お褒めいただき恐縮です。ですが、あなたと奥様はとてもお似合いですね。お幸せに」

松山守「……」

たった数日会わないうちに、また演技してるのか?

事情を知らない人は謝部綾人が優しい人だと思うだろう。

祟明は再び儀礼的に良い言葉を返した。

食事中、皆無言だった。

祟明は終始結城梓の世話をしており、途中でようやく女性の緊張と居心地の悪さが和らいだ。

謝部綾人は御影星奈のエビの殻を剥いていた。

それを見て、松山守も負けじと同じことをした。

しかし大雑把な松山守は、繊細な謝部綾人に比べて、剥いたエビは少し……見る...

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