第408章 痛くないわけがない

断頭鬼は戸惑いの表情を浮かべた。

なぜ急に自分と関係があるというのか?

おかしい、何か裏がある!

御影星奈への警戒心から、断頭鬼は用心深く彼女の後をついて行った。

喫茶店の個室は春のように暖かい。結城梓はとっくにそこで待っていた。

彼女は薄手のハイネックセーターを着ており、厚手のボアジャケットはドアのそばのハンガーに掛けられている。

御影星奈の姿を認めた瞬間、結城梓の目が輝いた。

「御影様……」

だが、その直後、彼女の顔から笑みが凍りついた。

断頭鬼の姿が目に入ったからだ。

先の強烈なトラウマが下地となっているため、たとえ今日、断頭鬼の頭がきちんと首の上に乗っていても、結...

ログインして続きを読む