第413章 御影様:私は彼女を救っているだけです

夜は更けていた。

この時間、病院の外に人影はまばらで、加えて警察が事前に人払いしていたおかげで、道中は滞りなく進めた。

空中。

首なし鬼は狂ったように『御影伽耶』に攻撃を仕掛けていた。頭部がブーメランさながらに投げつけられる。

物陰に隠れてそれを見ていた上山瑾は、こめかみに青筋を立てていた。

やはり御影星奈のそばにいる鬼だけのことはある。彼女と同類だ! どちらも狂人め!

まったく、邪魔なことこの上ない!

「どこから来た間抜けだ? 失せろ!」

『御影伽耶』は顔を歪め、首なし鬼に向かって狂ったように咆哮する。両目は真っ赤に充血し、眼球が飛び出さんばかりだった。

彼女の四肢は、非...

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