第446章 幸せになった

この男は御影星奈と過去に接点があった。

およそ一年前、御影伽耶が悪霊に取り憑かれた際、彼女を助けたのがこの老人だったのだ。

しばらく会っていなかったが、まさかまだ特殊管理部門に留まっていたとは。

そして今度は瀬央千弥とつるんでいる。

御影星奈は目を細め、その場で立ち止まった。

頭の中で、その理由を探る。

「星奈ちゃん、どうしたの?」

謝部綾人が小声で尋ねた。

彼は彼女の視線の先を追ったが、そこには誰もいなかった。

御影星奈は首を横に振る。「なんでもない」

二人は予約していた個室に入った。中はかなり広く、小さな休憩室まで仕切られている。

席に着くと、謝部綾人は料理を運ぶよ...

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