第466章 植物人になった

空は次第に暮れなずんでいった。

降りしきる大雨が、燃え盛る炎を鎮めた。消防車が到着した頃には、すでに火は完全に消えていた。

負傷した夏川秋と謝部綾人は、緊急に病院へ搬送された。

現場には御影星奈たち数人が残されたのみだった。

上山瑾の死体はというと、富田心恒が火の海に投げ込み、灰になるまで焼かれてしまった。

数人は口裏を合わせ、自分たちの嫌疑をきれいさっぱり晴らした。

「富田先輩」

「富田先輩!」

松山守と羽鳥理が同時に富田心恒を呼んだ。

男は御影星奈の傍らに立っている。まるで何も変わっていないかのように。

彼らは皆、菩提道観で育った。

だが、御影星奈と富田心恒は紛れも...

ログインして続きを読む