第513章 無理を言うな

同時刻。

菩提道観にて。

御影星奈は今日使う道具を準備しながら、スマホを机に置き、ハンズフリーモードにしていた。

「先輩、ここ数日ずっと奥村美里を見張ってるんすけど、あいつの動き、マジでコソコソしてて怪しいっすよ。それに、あいつから小鬼の痕跡が全く感じられないんす」

「上山賢の足取りも掴めません。まるで最初からそんな人間、存在しなかったみたいに」

「先輩、俺マジで疑ってるんですけど、奴らとんでもない陰謀を企んでるんじゃないですかね! 危うくバレるとこでしたよ。ま、俺は逃げ足には自信あるんで余裕でしたけど、へへへ……」

「あ、そうだ先輩。今日そっちに戻ってもいいですか? 現場で先輩...

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