第76章

さらに重要なのは、ジョンが世界最高峰のデザイナーとして公の場で雪奈を擁護したことだった。その一言の重みは、そこらの弁明とは比べものにならない。

雪奈は画面に表示された、たった一行の文を見つめたまま、衝撃で声を失う。

「ジョンさんまで出てきたんだぞ。見る目がないわけないだろ」

「やっぱり反転来たな。あいつら、盛大に赤っ恥」

「さすがジョン。こういうのが大物の余裕ってやつ」

「snowに嫉妬した誰かが、わざと荒らしてるんじゃない?」

同じ頃、小林凌輝のオフィス。

秘書が調査の結果を持ってくる。デスクの前に立ち、落ち着いた声で報告した。

「小林社長。今回の通報は、いわゆる“サクラ”...

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