第112章

「なんだと? 琳が、ネットで話題沸騰中のあの天才調合師だというのか!!?」

橘家の邸宅。賢治は目の前にいる琳を驚愕の面持ちで見つめ、他の親族たちも同じように目を見張っていた。当の琳本人はというと、皿の上の料理をマイペースに味わっている。

武治が苛立たしげに話を本筋に引き戻した。

「父さん、そこは重要じゃないでしょう! 問題なのは、こいつの作った薬が被害者を出したってことですよ!!」

「そうよ、おじい様! 琳の薬が人を傷つけたのよ!! それなのに第一病院と提携するなんて。しかも橘家の名前を使ってだなんて、笑い話にもならないわ! ただの高校生が医者気取りだなんて、頭がおかしいんじゃないの...

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