第21章

審判は和也をちらりと見て、困惑したように言葉を濁した。

「これはいささか……」

その時、インカム越しに主催者の声が響いた。

『もう一度勝負させろ。賞金は倍だ』

審判が驚きとともにその決定を会場全体に伝えると、同時に、上部のVIP観覧席にいる投資家たちもざわめき立っていた。

先ほどまで和也を支持していた勝昭は、モニターに映るリプレイ映像を信じられないといった様子で何度も見返していた。

――なんて滑らかなんだ!!

今にもスクラップになりそうなポンコツ機を、ここまでスムーズに操るなんて。一体どれほどの飛行経験があれば可能なんだ!?

いや、あり得ない。ただの高校生がこんな技術を持って...

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