第24章

「お爺様!! 私が悪かったです、どうか今回だけはお許しください!」

夢子は恐怖に身を震わせ、すがるような甘い声で賢治に命乞いをした。

傍らにいた雪枝もそれに同調する。

「お父様、決して夢子を庇うわけではございません。ただ、今朝は来客が多すぎて、てんてこ舞いで目が届かなかったのです」

「夢子は優しい子ですから、琳に対してつい言葉を間違えてしまったのでしょう。でも、根は本当に良い子なんですよ。ほら、お父様のために純金彫刻の飾り皿を用意したんです。

お皿にはお父様のお名前と誕生日が刻まれております。芸術品がお好きだと知って、夢子がわざわざ十数カ国も飛び回って探し当てた品なのです」

武治...

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