第25章

最初の刃が入り、原石の三分の一が切り落とされた。その瞬間、誰もが固唾を呑んで身を乗り出し、石の断面を覗き込んだ。

衆人環視の中、石の内部は相変わらず漆黒に染まっており、宝石の輝きなど微塵も見えなかった。

「普通、三分の一まで切って宝石の兆候すら見えないなら、そいつはただのクズ石だ。この先どれだけ切ろうが、まともなもんは出やしないよ」

「やれやれ、こりゃ琳の百五十回の鞭打ちは免れないな。いっそ、今のうちに救急車でも呼んで待機させておこうか?」

そんな嘲笑が飛び交う中、機械が再び作動し、今度は原石の半分まで刃が進んだ。だが、結果は同じ。内部はただ黒いだけで、宝石の姿はない。

賢治の目に...

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