第28章

琳は眉をひそめ、即座に言い放った。

「五年は長すぎるわ」

「え?」

その言葉に、田染先生は思わず虚を突かれた。普段、彼の患者は皆一様に深い敬意を払っており、彼が右と言えば左と言う者などいない。治療方針に異を唱えられたのは、これが初めてだった。

彼が口を開くより早く、傍らにいた助手の小林が弾かれたように声を荒らげた。

「ただの高校生が何も知らないくせに、田染先生の治療方針にケチをつけるなんて! 他人が聞いたら笑い死にするわよ」

「田染先生がどれほど権威あるお医者様か分かってるの? 先生の頭脳にある知識は、あんたが一生かかっても理解できないものなのよ。謝りなさい! 今すぐ田染先生に謝...

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