第50章

「なんだと!?」

「あり得ない!! うちの品は間違いなく本物だ。高校生の小娘に何が分かるってんだ? 言いがかりをつけるのもいい加減にしろ!」

中年男はたちまち激昂し、琳の鼻先に指を突きつけて喚き散らす。

「古郷さん、この小娘は冷やかしに来ただけですよ! せっかくタダで譲ってやったのに、うちの看板に泥を塗るなんて。いっそガードマンを呼んで、つまみ出させましょう」

古郷は眉をひそめ、訝しげに尋ねた。

「お嬢さん、これが偽物だと言うのかね? どうやって見抜いたんだ?」

「今のところ、山月花のエキスの真贋を肉眼で見分けることはできないわ。普通は専用の機器が必要になる」

しかし古郷は、目...

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