第52章

知樹はそれを聞くや否や、目を輝かせた。

「それなら大学を受験するのかね? 志望校はもう決まっているのかな?」

知樹の瞳には熱を帯びた光が宿り、まるで極上のお宝でも見つけたかのようだった。琳が黙っているのを見ると、すかさず言葉を継いだ。

「帝都医学院に興味はないかね?」

帝都医学院。QS世界大学ランキングでトップ30に名を連ねる、医学生にとっての楽園であり、たった一つの枠を巡って数多の者が血眼になる名門中の名門だ。

「お嬢さん、君が頷きさえすれば、すぐにでもうちの大学に入れてあげよう。何しろ、私がその帝都医学院の学長なのだからね」

知樹は誠意たっぷりに語りかけ、琳も迷わず頷くものと...

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