第61章

運営側が今回のコンテストの優勝者をルク教授だと発表しようとしたその時、ライブ中継の画面越しにマクル教授の鋭い声が響き渡った。

「待て、待ってくれ!!」

モニターに映るマクル教授は、琳の解答用紙を真剣な面持ちで手に取ると、信じられないといった様子でカメラ越しの彼女を見つめた。

「君か!? お嬢さん、これは君が解いたのか? どうしてこのアプローチを思いついたんだ?」

琳は小さくあくびを一つ噛み殺し、気怠げに口を開いた。

「教授の解法はもちろん知っていますけど、この問題なら公式を直接当てはめた方がいいと思ったんです。その方がシンプルで速いですし、最短で答えが出せますから」

マクル教授は...

ログインして続きを読む