第65章

側近が眉をひそめ、おずおずと尋ねる。

「ですが、賢治様。もし調査の結果が予想と違っていたらどうなさいますか? 万が一、あの琳という娘が真の橘家の令嬢だった場合は……」

「ならば、橘の血を引く者を本来座るべき正当な位置に戻すまでだ!! そして、あの贋作は即刻叩き出せ。それと同時に、武治と雪枝の二人が、この件を知っていたのか否か、きっちり見極めてやる」

「もし知っていながら、このわしを欺いていたのだとすれば――それは家法に触れる大罪だぞ!」

賢治の凄まじい剣幕に、側近はすっかり縮み上がり、声も出せずにただ黙々とパソコンのキーボードを叩き続けた。

――

自室に戻った琳がのんびりとコーラ...

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