第75章

警察署の取調室。高橋警部は険しい顔で机を叩き、琳を厳しく問い詰めた。

「橘琳。由利および和也両氏への殺人未遂容疑について、何か言いたいことはあるか。我々はすでに確たる証拠を掴んでいる。君が二人を殺害しようとしたと疑うに足る、十分な理由があるんだ」

冷え切った部屋の中、琳は少しも動じる様子を見せない。両手首を拘束する手錠を冷ややかに見つめ、淡々と口を開いた。

「今時、まだこんな手錠を使ってるの? 時代遅れね。一秒で外してあげようか」

「もっとマシな設計者に頼んだ方がいいわよ」

「なんだと? 琳、態度に気をつけろ!」

女子高生が警察署に連行され、ベテラン刑事の尋問を受ければ、怯えてす...

ログインして続きを読む