第91章

夢子はつんと顎を上げ、誇らしげに言った。

「梨乃でさえ千四百点も取れたんだから、私ならどう考えても千五百点はいくわね」

「そう考えると、千五百点も取って帝都大学に入るのは、なんだか損した気分だわ。この点数なら、もっと上のアイビーリーグだって狙えるはずだし」

夢子は一人で悦に入っている。なにしろ、帝都大学は千二百点台でも十分に合格できるのだ。

雪枝がすかさず相槌を打つ。

「夢子は賢い子ですからね。梨乃がそれだけ取れたのなら、この子が悪い点数を取るはずがありませんわ。もっとも、何点だろうと関係ありませんけれど。夢子はもう帝都大学に推薦で受かっているのですから。今回のSATなんてただの遊...

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