第93章

夢子は仕方なく覚悟を決め、壇上に上がってその男子生徒と肩を並べた。間もなく、一問の化学の課題が手渡される。

その難易度は、以前ネットで出回ったあの問題と同等だが、出題形式が異なっていた。問題用紙を受け取った夢子の顔色が一気に土気色に変わる。想像を絶する難解さに加え、以前と同じく、一部の化学記号すら理解できなかったからだ。

隣に立つ男子生徒は、すでにペンを走らせて解答を始めている。夢子も慌てて、解いているふりを取り繕った。

一分、また一分と時間が過ぎる。二十分後、男子生徒が先にペンを置いた。夢子も腹をくくり、解答用紙を提出する。その場にいる全員が首を長くして二人の答案を覗き込もうとする中...

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