第103章 君は女神だからさ

二分後。

ホテルのスイート、その広いリビングに――突拍子もない、笑うに笑えない光景が出来上がっていた。

工藤花恋と山川悦子。大きいのと小さいのが並んで、まるで容疑者を取り調べる刑事みたいに脚を組み、長いソファにどっかり座っている。

その正面には、三人合わせれば江城の半分だって買えるような大物が三人。

なのに今は、悪さをして先生に立たされている小学生みたいに、横一列で背筋を伸ばして突っ立っていた。

山川康一は親指で口元の血をぬぐい、気まずそうに顔をそむける。

三浦央士は顔色を鉄みたいに硬くし、引っ張られて歪んだネクタイを直していた。

宮崎健は金縁眼鏡を押し上げ、こほんと咳払いして...

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